2007年10月06日

活動取材:エコピュア佐久間

今回は、佐久間町浦川(浜松市天竜区)で活動している「エコピュア佐久間」
に取材に行ってきました。
袋井から天竜川沿いに上っていき、
佐久間町の中心街を抜けたところに「遊学体験農園」があります。
目的地に着くと、さっそくのぼり旗を発見!
活動取材:エコピュア佐久間
“「地にいのち、子供に未来を」遊学体験農園エコピュア佐久間”

畑の方をのぞいてみると、作業をしている方たちを見つけました。
声をかけると、金森喜久代さんが来てくださいました。
活動取材:エコピュア佐久間

 「今日はね、大根の種まきで近所の子供たちも来てくれたんですよ」

浦川地区の小学校は1学年5人ほど。今回は10人ほどが集まっていました。
年に3回、長いもやとうもろこし、大根などの種まきと収穫を行うそうです。

活動取材:エコピュア佐久間

 「佐久間の浦川地区26世帯から回収した生ごみを堆肥にして、野菜などを育ててるんです」
と、金森さんが指さしたのは生ごみのコンポスト。

活動取材:エコピュア佐久間

その回収を「エコピュア佐久間」の会員さんが毎週月曜日に行っているそうです。
1回で回収する量は多い時で150kgほど。

金森さんが活動を始めたのは平成5年。
キッカケはニュースなどで耳にする情報でした。

 ・生ごみを埋める場所がなく、焼却している。
 ・大量に焼却するとその分のCO2が発生し、地球温暖化につながる。
  
 「このままでは大変なことになる。どうにかしなくでは」

そう考えた金森さんが佐久間町のごみの現状を調べると、
一家庭のごみの処理に1年に1万円もかかっているとのこと。
どうにかならないものか。
そこで「ボカシ」のことを勉強し、生ごみを堆肥化して野菜を
育てる取り組みを思いついたそうです。
町内の生ごみを回収して堆肥化すれば、町費の節約にもなり、
子どもたちに安全な野菜を食べさせることもできる。
そんな思いから今の活動にいたったとのこと。

 「おうちでね、自分で堆肥化してる人もいるんだけど、
  土地がなかったりで、できない人たちもいるからね。
  そういう家庭の分を回収してるんですよ」

と、今までの回収の記録をつけたノートを見せてくださいました。
毎回分、きっちりと記入されてました。活動を始めた当初から
ずっと記帳しているそうです。

 「さぁ、種まきが終わったらみんなで畑にネットをかけるよ。
 こうするとカラスに食べられなくてすむからね」

活動取材:エコピュア佐久間

みんなで協力してネットをかけ、今日の作業は終了。

その後には素敵なごほうびが待っていました。

 「ブルーベリーだ!」
 「ヨーグルトわたしだいすき!!」

活動取材:エコピュア佐久間

ヨーグルトに同じ農園でとれたブルーベリーをいれて食べました。

金森さんからブルーベリーのお話の絵本を読んでもらい、
子どもたちもすっかり満足顔でした。

こんな子どもたちの笑顔が活動の源になっているのかもしれません。

今回、植えた大根の収穫祭は11月24日(土)。
大根がおでんに変身して登場するそうです。

活動取材:エコピュア佐久間

エコピュア佐久間のみなさん、
子どもたちの未来のためにがんばってください!


チーム名:エコピュア佐久間(no.198)
活動タイトル:“地に生命、子供に未来を”!!


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